日本は世界でいちばん猫カフェの多い国です。当サイトのディレクトリには、全47都道府県で営業中の猫カフェが900軒以上掲載されています。名古屋の2階建てバスを改装した保護猫カフェから、宮島を望む丘の上にある高齢の保護猫のためのカフェまで、顔ぶれはさまざまです。環境省の集計では、猫カフェは2005年には全国でわずか3軒、2015年末でも約300軒でしたから、大きく増えたことがわかります。その後の増加の多くは小さな保護猫カフェによるもので、その大半は東京以外で生まれています。

つまり、猫カフェめぐりの旅を東京中心に組む必要はありません。2004年に国内初の猫カフェが生まれた大阪には東京とほぼ同じ数の店があり、東京から広島までの定番ルート沿いの大都市にも、寄り道する価値のある店がそれぞれいくつかあります。この記事ではまず、日本の猫カフェの店内の様子と料金の目安を紹介し、続いて地図に沿って都市ごとに札幌や沖縄まで巡り、最後に猫島を取り上げます。以下の料金、定休日、年齢制限はすべて、2026年10月時点の各店の公式サイトやSNSの情報に基づいています。東京についてはエリア別ガイドをご覧ください。

日本の猫カフェのしくみ

店を選ぶ前に、誰が運営しているかを知っておくと役に立ちます。料金も、いる猫も、店内ルールも、それによって決まるからです。

  • チェーン店:MOCHA、MOFF、Coorikuya、PuchiMarryなどのチェーンは、大きな駅の近くやショッピングモールに入っています。予約なしで入店でき、料金は時間制です。最初の30分が1,000〜1,500円、以降10分ごとに220〜250円ほどで、1日の上限料金があり、ドリンクは料金に含まれています。猫は若い血統種で、ペットショップ系の企業グループに属するチェーンもいくつかあります。予約がいらず料金もわかりやすいので、日本語が読めない海外からの旅行者にとってもいちばん利用しやすい選択肢です。
  • 保護猫カフェ:多くは小規模で、NPOや個人の保護活動家が運営しており、猫たちは新しい家族を待っています。料金は1時間1,000〜2,000円ほどで、ドリンク付きのことが多く、予約はLINEか電話で受け付けるのが一般的です。保護団体は譲渡の条件として、地元に住んでいること、ペット可の住居、面談、場合によっては自宅訪問を求めるため、旅行者が里親になるのは現実的ではありません。それでも、支払った利用料は猫たちのフード代や医療費に充てられます。
  • ブリーダー系カフェ:猫のブリーダーやペットショップが運営する店で、ベンガル、マンチカン、メインクーンなど1つの猫種に特化していることが多く、店頭で子猫を販売している場合もあります。以下の紹介ではその旨を明記しています。

店内ルールは、料金ほど店による違いがありません。入口で靴を脱ぎ、手を洗うか消毒します。猫はなでるだけにして、スタッフにすすめられない限り抱き上げないこと。写真はフラッシュを切れば撮影でき、寝ている猫はそっとしておきます。子ども連れの場合は、事前に年齢制限を確認しましょう。6歳以上とする店が多いものの、10歳以上やそれより高く設定している店もあります。小さな店ではクレジットカードが使えないこともありますが、PayPayなどのQRコード決済は今では広く使えます。

営業時間には法律も関係しています。2012年以降、ペット関連の事業者は20時から翌朝8時まで犬や猫を展示することが禁止されています。猫カフェには2016年から恒久的な特例が設けられており、猫が休息できる場所に自由に移動できることを条件に、1歳以上の成猫は22時まで展示できます。22時以降も営業している猫カフェが国内にほとんどないのはそのためです。また2021年からは国の基準により、従業員1人あたりの猫の数の上限と、飼養スペースの最低面積が定められています。

日本の猫カフェ早見表

都市

予約なしで気軽に

保護猫カフェ

ひと味違う店

東京

MOCHA ラウンジ新宿店谷中 宿木カフェてまりのおうち

大阪

MOCHA 心斎橋店

SAVE CAT CAFE、ネコリパブリック

ジオラマ食堂

京都

MOCHA 京都河原町店Maneki Machiyaキャッツアイ

奈良・神戸

MOCHA 三宮店Catcafe心猫(奈良)Nyanny(神戸)

横浜・鎌倉

猫ちゃんといっしょ猫カフェ れおん、ミーシス鎌倉ねこの間

名古屋

MOCHA 名古屋栄店、PuchiMarry

ヘミングウェイひだまり号

広島

MOFF minamoa広島店廣島ねこ奉行Shhh…

福岡

MOCHA 天神大名店猫カフェ キューリグ美猫

札幌

Mewkiesツキネコカフェmataxtabi

沖縄

MOFF 沖縄国際通り店猫まる茶屋のらや

以下の料金はすべて税込みで、2026年10月に確認したものです。特にチェーン店は1〜2年ごとに料金を改定するため、出かける前に各店の公式サイトで確認してください。

東京

東京と大阪にはそれぞれ100軒以上の猫カフェがありますが、東京の店ははるかに広い街に散らばっているので、エリアで選ぶのが得策です。東京ガイドではエリアごとに紹介しています。手早く選ぶなら、新宿駅から徒歩2分の猫カフェMOCHA ラウンジ新宿店は予約なしで入れる大型チェーン店、谷中の宿木カフェは全国でも特に愛されている保護猫カフェのひとつ、吉祥寺のてまりのおうちは絵本に出てくる森のような空間です。日帰りで足を延ばすなら、どちらも1時間以内で行ける鎌倉や横浜もおすすめです。

大阪

大阪は日本の猫カフェの歴史が始まった街で、今では東京とほぼ同じ数の店が、より狭いエリアに集まっています。多くは北の梅田・中崎町周辺と、南の難波・心斎橋周辺にあります。すべての店は大阪の地図で見られます。

猫の時間は2004年に開業し、日本初の猫カフェとして広く知られています。現在も黒崎町で営業を続けており、中崎町駅1番出口から徒歩3分、店内には畳敷きの部屋があります。料金は平日1,200円、土日1,300円で予約は不要、営業は水曜〜日曜の11時〜18時です。小さな子どもの入店は11時〜13時に限られます。

そこから歩いてすぐの中崎町には、市内でも指折りの保護猫カフェが集まっています。JR天満駅から徒歩3分のSAVE CAT CAFEは、2015年から猫の譲渡を続けています。利用は90分のセット制で、ドリンク付き1,600円から、ケーキ付きは2,200〜2,400円です。月曜定休で、入店は10歳以上(2027年からは15歳以上)、予約はLINEで受け付けており、クレジットカードは使えません。Cat SpaceはJR天満駅から徒歩4分の古民家を使った保護猫カフェで、新しい家族を待つ猫が10匹ほどいます。1時間ドリンクとおやつ付きで2,000円。6歳未満の子どもは入店できず、木曜定休です。

ネコリパブリック大阪の、松が描かれた銭湯風の壁画の前に座る茶白猫 画像提供:neco-republic.jp

南では、長堀橋駅7番出口から徒歩2分のところにネコリパブリック大阪があります。昔ながらの銭湯をイメージした店内には富士山の壁画や足湯があり、上の階にある江戸風の猫の宿に泊まることもできます。1時間ドリンク飲み放題で平日1,650円、土日1,980円。ウェブサイトは英語にも対応しています。難波近くの保護猫カフェ猫の恵庭は22時まで営業しており、料金は1時間1,500円です。ドリンクの提供はありませんが、飲み物は持ち込めます。木曜定休で、おおむね12歳未満の子どもは入店できません。

予約なしで気軽に入るなら、心斎橋駅5番出口から徒歩3分の猫カフェMOCHA 心斎橋店が便利です。平日は最初の30分1,188円、以降10分ごとに220円で、ドリンクは料金に含まれています。営業は毎日10時〜20時で、6歳以上から入店できます。道頓堀近くの猫カフェぐるぐる堂は南国のリゾート風の店で、竹の壁やバリ島で作られたキャットタワーがあり、長毛の猫たちはすべて同じブリーダーの出身です。1時間1,650円です。

ジオラマ食堂の鉄道模型の小さな丘と線路の間に座る3匹の子猫 画像提供:railway-cats.com

ひと味違う店なら、JR寺田町駅北口から徒歩3分のジオラマ食堂へ。2005年に鉄道をテーマにしたラーメン店として始まり、2020年に保護猫がやってきました。今では猫たちが鉄道模型のジオラマの上を歩き回り、列車を倒しています。現在は食事の提供はなく、1時間ドリンク付きで2,000円、スタッフは英語を話せます。姉妹店のねこの箱舟 Cats Wonderland Osaka-bayは2024年に天保山の海遊館の隣にオープンし、約25匹の保護猫が、こちらも鉄道ジオラマのまわりで暮らしています。最初の1時間は1,800円(3〜5歳は1,500円)で、11時〜18時は予約なしで入れるため、海遊館のついでに立ち寄りやすい店です。

京都

京都の猫カフェは大阪より少ないものの、町家やギャラリーを使った印象深い店がそろっています。京都の地図で一覧できます。

京都のManeki Machiyaで、町家の木の梁から下をのぞくキジ白の猫 画像提供:japancatnetwork.org

Maneki Machiya Cat Cafeは、保護団体のJapan Cat Networkが、市中心部の西にある太秦の伝統的な町家で運営しています。ふらっと立ち寄れるカフェではなく、英語で案内される2時間のセッションを、Airbnb体験かメールで予約する形式で、料金は1人2,900円です。セッションは火曜〜木曜と土日に行われ、定員は7人、5歳以上が対象です。

神宮丸太町駅から徒歩5分のキャッツアイは、三角形のビルの3階にあるカフェ兼アートギャラリーで、6匹の保護猫が絵画の間を歩き回っています。2016年にオープンし、オーナーは英語でも客を迎えており、来店客の約半数が海外からです。1時間ドリンク付きで1,500円。営業は13時〜18時で火曜・水曜定休、席は10席しかないため満席になることもあります。

対照的なのがTHE CAT RETREAT at UTANEKODOです。京都市役所前駅から徒歩5分、築約100年の町家で体験できる完全予約制のプログラムで、8匹の保護猫と過ごし、抹茶の茶道体験も含まれます。相席の70分セッションは1人10,000円で2人から、貸切のセッションはそれよりはるかに高額です。当日は香水をつけないこと、同じ日にほかの動物カフェを訪れないことが求められています。

河原町の繁華街で気軽に立ち寄るなら、mina京都の4階にある猫カフェMOCHA 京都河原町店がおすすめです。22匹の猫がいて、平日は最初の30分1,200円(土日1,500円)、ドリンクは料金に含まれています。営業は11時〜21時で、6歳以上から入店できます。近くの京都ひょう猫の森はブリーダー系のカフェで、11匹すべてがヒョウ柄のベンガルです。30分ドリンク付きで1,000円(4〜12歳は800円)、チケットは当日店頭で販売しています。

奈良・神戸

どちらも大阪から日帰りで行きやすい街です。奈良のCatcafe心猫は、近鉄奈良駅から徒歩4分、東向商店街のすぐ近くにある和風の猫カフェなので、奈良公園で鹿を見たあと、ランチまでの合間に寄れます。20匹あまりの猫は年長の子が中心で、1時間ドリンク付きで平日1,650円、土日1,980円。営業は毎日11時〜19時、8歳以上が対象で、カードは使えません。JR奈良駅から徒歩10分の猫喫茶 花衣は、メインクーンなど長毛種の猫がいる小さめのブリーダー系カフェで、子猫の販売もしています。1時間ドリンク付きで1,500円です。ほかの店は奈良の地図をご覧ください。

神戸のcat cafe Nyannyで、ガラスのコーヒーテーブルとクリーム色のソファの上にいる長毛の猫たち 画像提供:nyanny.com

神戸では、元町駅西口から徒歩2分のcat cafe Nyannyが、2007年に兵庫県初の猫カフェとしてオープンしたとしています。サイベリアン、ソマリ、ラグドールなどの猫たちが、透明なアクリル製のキャットウォークを通って客の頭上を歩きます。最初の1時間は平日1,100円(ドリンクなし)、土日1,320円で、火曜定休です。地下鉄三宮駅から徒歩1分の猫カフェMOCHA 三宮店は予約なしで入れる店で、20匹の猫がいて、料金はチェーン共通の水準です。そのほかの店は神戸の地図で探せます。

横浜・鎌倉

横浜の猫カフェは中華街と関内の周辺に集まっています。JR石川町駅北口から徒歩1分の猫カフェ れおんは、2008年に横浜初の猫カフェとしてオープンしました。店の猫はすべて保護団体Little Catsを通じた譲渡対象です。最初の30分は1,100円で、ドリンクは無料です。伊勢佐木長者町駅近くの猫カフェ ミーシスは2009年から営業しており、約25匹の猫のほとんどが譲渡対象です。50分ドリンク付きで1,700円、営業は毎日13時〜19時、支払いは現金のみで、靴下の着用が求められます。

元町・中華街駅3番出口から徒歩2分の猫ちゃんといっしょは遅い時間に行ける店で、22時まで営業しており、約20匹の猫がいてビールも飲めます。最初の30分は1,210円でドリンク無料、以降10分ごとに220円で、オンラインでの予約がおすすめです。ほかの店は横浜の地図にあります。

鎌倉ねこの間の木枠の窓辺に座るキジトラと三毛猫 画像提供:kamakuranekonoma.com

東京から南へ1時間ほどの鎌倉には、寺社めぐりの日にぴったりの保護猫カフェがあります。鎌倉ねこの間は鎌倉大仏から徒歩10分ほどの古民家で、10匹ほどの猫が床の上や木の梁の上で昼寝をしています。2016年のオープン以来、500匹以上の猫の譲渡先を見つけてきました。料金は30分550円とドリンク代で、月曜・火曜定休、電話(0467-40-5379)での予約が必要です。バスは江ノ電バスか京急バスの「打越」バス停で降りてください。湘南中央方面の同名のバス停とは別の場所です。

名古屋

名古屋は、東京と京都の間で新幹線を途中下車して気軽に立ち寄れる街です。今池駅4番出口から徒歩3分の保護猫カフェ ヘミングウェイは2017年にオープンし、名古屋初の保護猫だけのカフェをうたっています。NPOが運営しており、猫はすべて譲渡対象で、1時間ドリンク付きで1,300円。火曜・金曜定休です。

名古屋の路上に停まる、猫とひまわりが描かれた2階建てバスのひだまり号 画像提供:hidamari-cat.com

いちばん変わっているのは、庄内通駅から徒歩6分の保護猫カフェ ひだまり号です。2階建てバスを改装した保護猫カフェで、1階で受付をし、猫たちは2階で暮らしています。1時間ソフトドリンク飲み放題で1,320円、水曜・木曜定休、5歳未満の子どもは入店できず、電話での予約がおすすめです。

中心部では、矢場町駅から徒歩1分の猫カフェMOCHA 名古屋栄店に20匹の猫がいて、平日は最初の30分1,100円です。大須観音駅から徒歩3分、大須商店街にある麺類の店の上の3フロアを使う猫カフェ PuchiMarry 名古屋大須店は、ドリンクバー付きで30分1,095円、営業は毎日11時〜21時です。そのほかの店は名古屋の地図で探せます。

広島・尾道

広島の猫カフェは観光名所の近くにあります。廣島ねこ奉行は本通商店街にある譲渡型の保護猫カフェで、立町電停から徒歩3分です。メガネ市場の店内を通ってエレベーターで3階へ上がります。30分1,000円、ドリンク付き45分1,450円で、元日以外は毎日営業しており、カードも使えます。平和記念公園から徒歩10〜15分、昔ながらの鷹野橋商店街にあるネコリパブリック広島は保護猫カフェで、1時間ペットボトル飲料付きで1,870円です。火曜定休で、一度に6人までしか入れないため、オンラインか電話で予約しましょう。英語のページもあります。

列車を降りてすぐ行けるのが、JR広島駅ビル内のCat Café MOFF minamoa広島店で、約25匹の血統種の猫がいます。30分700円とドリンクの注文が必須で、以降10分ごとに250円、営業は10時〜20時で予約は不要です。宮島へ向かう途中、廿日市の丘の上にあるShhh…は、10歳を超えた保護猫のための静かなカフェで、宮島のほうへ海を望めます。1時間1,000円とドリンク代で、水曜定休、入店は13歳以上のみで、タクシーか車が必要です。そのほかの店は広島の地図をご覧ください。

尾道の「猫の細道」の木彫りの看板の上でくつろぐ猫 _写真:Asturio Cantabrio、CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commonsより_

広島から電車で東へ1時間の港町、尾道には「猫の細道」があります。艮神社から天寧寺の三重塔のほうへ、坂の町の路地を約200メートル歩く無料の散策路です。1998年から、芸術家の園山春二さんが「福石猫」と呼ばれる猫の絵を描いた石を、町のあちこちに1,000個以上置いてきました。細道沿い、千光寺山ロープウェイの山麓駅から徒歩1分のねこ喫茶 ユトレヒトは、6匹の猫がいる小さなカフェで、どの猫も子猫のときに保護されました。1階のショップとギャラリーは無料で、2階の猫のいる部屋は1時間1,500円とドリンク代がかかります。営業は午後のみで不定休なので、事前にInstagramを確認してください。尾道の地図もご覧ください。

福岡

福岡で最も長く続く保護猫カフェの2店は、どちらも猫カフェ キューリグの店舗です。大名店は2008年開業で約30匹の猫がいて、赤坂駅から徒歩5分、営業は毎日12時〜21時です。西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩2分のキューリグ The Loftは屋根裏部屋風の空間で、警固神社の木々を見下ろせます。営業は毎日11時〜20時です。どちらも1時間1,500円(30分1,250円)でソフトドリンクは無料、予約は不要です。

予約なしで入れるチェーン店なら、猫カフェMOCHA 天神大名店に若い血統種の猫が約18匹いて、英語のウェブサイトもあります。平日は最初の30分1,045円(土日1,210円)です。猫カフェ 美猫は大濠公園近くの築50年ほどの民家にある店で、血統種の猫がいます。1時間ドリンク付きで1,400円です。木曜・金曜定休で、10歳以下の子どもは入店できず、予約は電話で受け付けています。少し離れた早良区には、Fukuoka Animal Welfare Associationが運営するシェルター併設のカフェ伊都にゃーごがあり、中心部からバスで行けます。1時間1,300円でドリンクは無料です。福岡はまた、最も行きやすい猫島である相島への玄関口でもあります。そのほかの店は福岡の地図で探せます。

札幌

2013年オープンのMewkiesは、道内各地から来た14匹のミックスの猫がいる、くつろいだ雰囲気のカフェで、東区役所前駅から徒歩6分です。30分600円、ドリンク付き90分1,600円で、ほぼ毎日21時まで営業しており、支払いは現金、PayPay、au PAYのみです。西28丁目駅近くのツキネコカフェは、2010年に札幌初の保護猫カフェとして開業しました。2025年4月からはシェルターとして運営されているため、訪問は寄付制(約1,000円)で、電話で予約し、滞在は最長1時間です。火曜・水曜定休です。

すすきの駅から徒歩7分の保護猫カフェmataxtabiは、築80年以上の家にある保護猫カフェで、障がい者の就労支援事業の利用者がスタッフを務めています。1時間1,000円にメニューからの注文が必要で、メニューにはしっかりした食事もあり、大人向けの神社をテーマにした部屋もあります。営業は11時30分〜17時で、水曜定休です。札幌の地図のほか、函館、旭川、帯広の店は北海道の地図をご覧ください。

沖縄

那覇のメインストリートである国際通りでは、牧志駅から徒歩3〜4分のビル5階に、保護猫カフェの猫まる茶屋があります。看板猫が14匹、譲渡を待つ猫が約16匹いて、これまでに650匹以上を新しい家族のもとへ送り出してきました。1時間約1,200円で、子どもは年齢を問わず歓迎、靴下が必要です。そこから数分の場所には、2026年4月にオープンしたCat Café MOFF 沖縄国際通り店があり、約20匹の血統種の猫がいます。料金は30分900円とドリンク代380円で、毎日11時〜20時に営業しています。

車があれば、読谷村の保護ねこ食堂 のらやへ。猫の保護団体が、シェルターとTNR(捕獲・不妊去勢手術・元の場所へ戻す)活動の資金を得るために運営している食堂です。土曜〜月曜に家庭的なランチを出しており、猫部屋は予約制です。北谷のアメリカンビレッジにある猫カフェPuchiMarryは、2026年11月1日に閉店します。石垣島や宮古島の店も含め、そのほかの店は沖縄の地図で探せます。

日本の猫島

相島の港で木の段の上に丸くなる茶トラの猫と、背後に停泊する新宮町の渡船 写真:水だらけのプール、CC0、Wikimedia Commonsより

日本には、人より猫のほうが多い小さな漁師町の島がいくつかあり、猫好きの聖地になっています。ただし、猫カフェではありません。人々が暮らしている集落で、店やトイレ、食事のできる場所はほとんどないか、まったくありません。猫は半野良で、住民の多くは高齢者です。ごみは持ち帰り、私有地には立ち入らず、猫を連れ帰ることは絶対にせず、えさやりは島で認められている場所でだけにしましょう。

  • 田代島(宮城県):最も有名な猫島で、小さな猫神社があり、猫は推定100〜150匹です。網地島ラインのフェリーが石巻から1日3便ほど出ており、高速船で44分、片道1,250円で、現金のみです。船のドック入りの期間は減便されるので、時刻表を確認してください。
  • 相島(福岡県):最も行きやすい猫島で、福岡市の北にある新宮港から町営渡船で17分、運賃は480円、1日5〜6便です。約180匹の猫が暮らしており、2021年から地元の団体が不妊去勢手術を進めています。週末の便は満席になることがあります。
  • 青島(愛媛県):猫の多さで有名になりましたが、今では消えつつある猫の島です。2018年の不妊去勢プロジェクトのあと、残っているのは高齢の猫を中心に約70匹と、わずかな住民だけです。長浜からの船は1日2便、所要35分で、定員は1日あわせて34人、島民が優先されるため、乗れるかどうかは運次第です。猫へのえさやりは島の給餌場でのみ認められています。
  • 佐柳島(香川県)と真鍋島(岡山県) は瀬戸内海の静かな島で、それぞれ多度津と笠岡からフェリーで渡れます。佐柳島には猫が約100匹いますが、店はないので食べ物と飲み物を持参しましょう。
  • 深島(大分県):猫約60匹と住民11人の島で、佐伯市の蒲江港から船で30分、1日3便です。

広島の近くでもっと気軽に楽しむなら、尾道の猫の細道はフェリーに乗る必要もありません。

そのほかの猫スポット

東京・豪徳寺で、何百体もの白い招き猫がぎっしり並ぶ木の棚 写真:Ménestor、CC0、Wikimedia Commonsより

  • 豪徳寺(東京):招き猫発祥の地とされる寺のひとつで、参拝者が奉納した何千体もの白い招き猫が並んでいます。境内は6時〜17時に開いています。寺は招き猫に文字を書き込まないよう呼びかけており、団体ツアーや撮影には現在許可が必要です。
  • 今戸神社(浅草):招き猫発祥の地を名乗るもうひとつの候補で、縁結びの神社として人気があります。浅草寺から北へ歩いてすぐです。
  • 貴志駅(和歌山県):猫の駅長「たま」で有名になった駅で、今も猫の駅員が働いています。たまの後を継いだニタマは2025年11月に亡くなり、2026年1月からはよんたまが貴志駅の駅長を務め、休みの日はごたまとろくたまが代わりを務めています。勤務は決まった日の10時〜16時なので、出かける前に和歌山電鐵のサイトで確認してください。

カピバラ、フクロウなどの動物カフェ

日本の「動物カフェ」には、猫と一緒にカピバラ、フクロウ、ハリネズミ、カワウソ、フェネックなどを扱う店も多く、特にカピバラカフェは観光客の人気を集めています。猫カフェと同じ動物取扱業(展示)の登録が必要ですが、従業員数や飼養スペースに関する国の基準は犬と猫にしか適用されません。研究者からは懸念の声が上がっています。日本の動物カフェ79店を対象にした2025年の研究では、どの動物群でも動物福祉の評価が低く、最も低かったのは鳥類でした。2026年9月には、環境省が動物カフェを対象とした初の全国調査を始めています。動物が来店客から離れられない、絶えず触られている、小さなケージに入れられているといった店は、避けることも考えてください。利用料が新しい家族を待つ猫たちの支えになる保護猫カフェは、動物にとって最もやさしい選択です。

どの街にいても、猫カフェで過ごす1時間は旅の中でも特にくつろげるひとときです。日本の猫カフェマップですべての店を探せます。猫カフェが初めてなら、猫カフェとはの記事でマナーをさらに詳しく紹介しています。