猫カフェを一般に広めたのは東京です。発祥は台湾ですが、日本で日常的な楽しみとして定着し、いまや東京は当サイトが掲載するどの都市よりも多くの猫カフェを抱えています。ただ、選択肢が多いぶん迷いやすいのも事実です。観光客向けのまとめには何年も前に閉店した店がいまだに並んでいますし、渋谷や秋葉原で見かける猫カフェと、住宅街にひっそりとたたずむ保護猫カフェとでは、仕組みがまったく違います。

このガイドはエリア別にまとめているので、滞在先やお出かけ先の近くで店を選べます。掲載しているカフェはすべて2026年10月に確認したもので、東京の猫カフェマップからまとめて見ることもできます。

東京の猫カフェは2タイプ

東京の猫カフェの多くは、大きく2つのタイプに分かれます。どちらのタイプかを知っておくと、思っていたのと違ったということになりにくくなります。

チェーン店は、MOCHA、MOFF、空陸家のように、主要駅の近くにある広くて明るい店です。猫は店で暮らす純血種(マンチカン、スコティッシュフォールド、ラグドール、メインクーンなど)で、予約なしで入れ、ドリンクは飲み放題、料金は10分単位がほとんどです。初めてでも利用しやすく、予約が必要なことはまずありませんが、混み合うこともあり、午後になると猫が寝てしまっていることも少なくありません。

保護猫カフェは規模が小さく、家族経営のことも多く、いる猫はすべて里親を待っています。料金は1時間単位が一般的で、予約や靴下の着用を求められることがあり、週に数日しか営業しない店もあります。譲渡は基本的に日本在住の人に限られますが、来店するだけでも猫たちの世話の費用を支えることになり、店内の雰囲気も落ち着いています。

ほぼどの店にも共通する基本的なマナーがあります。入口で靴を脱ぎ、手を洗うか消毒するのが一般的です。スタッフの許可がない限り猫を抱き上げず、フラッシュ撮影はしないでください。年齢制限を設けている店も多く、特に人気のラウンジ型店舗の中には13歳以上しか入れない店もあります。小さな保護猫カフェは現金のみのことがよくあります。

東京の猫カフェ早見表

エリア

予約なしで入りやすい店

保護猫カフェ

新宿

MOCHA ラウンジ新宿店、空陸家

化猫茶屋、にゃんちゅ〜る

渋谷・原宿

MOCHA、MOFF 原宿店Catio

池袋

MOCHA 池袋本店

ネコリパブリック、要にゃんこ亭、にゃんほっと

秋葉原

MOFF ヨドバシAkiba店、MOCHA

ネコリパブリック東京 お茶の水店

浅草・上野・谷中

猫まるカフェ 上野店宿木カフェ、浅草ねこ園

吉祥寺

てまりのおうち、MOCHA、空陸家plus

きゃりこ 吉祥寺店

下北沢

キャテリアム、空陸家駒猫、Golden☆Cat

中野・阿佐ケ谷

空陸家 中野サンモール店ミャゴラーレ、拝啓ねこ様

以下の料金はすべて税込で、2026年10月に確認したものです。特にチェーン店は1〜2年ごとに料金を改定するので、来店前に各店の公式サイトで確認してください。

新宿

新宿でチェーン店を選ぶなら、まずは猫カフェMOCHA ラウンジ 新宿店です。新宿駅東南口から徒歩2分、40匹以上の猫がいる都内でも最大級の猫カフェです。料金は平日10分297円、土日385円で、1日の上限はそれぞれ3,960円と4,620円、ドリンクは飲み放題です。ほかのMOCHA「ラウンジ」店舗と同じく13歳以上しか入店できず、予約もできないので、土日は早めに行くのがおすすめです。

新宿三丁目駅C1出口から徒歩1分の猫カフェ 空陸家 新宿三丁目店は、チェーン店の中でも落ち着いた選択肢で、ペットショップの上の階にジャングルをイメージした部屋があります。空陸家はペットショップのCoo&RIKUグループが運営しており、猫はグループの店舗から来た若い純血種です。料金はドリンクバー付きで30分715円、1時間1,320円、時間無制限1,980円です。予約は受け付けておらず、3歳未満は無料です。姉妹店の猫カフェ 空陸家plus 大久保店はJR大久保駅から徒歩1分で、Wi-Fiと電源があり長居にも向いています。

もっと静かに過ごしたいなら、数駅北へ足をのばしましょう。西早稲田駅近くのBAKENEKO CAFE 化猫茶屋は、2,000冊を超えるマンガや本がそろう保護猫カフェで、料金は1時間1,500円(学生は2割引)です。定休日は月曜と水曜で、猫の病気の治療のため短期間休業したのち、2026年10月4日に営業を再開しました。高田馬場のcat cafe にゃんことは保護猫カフェではありませんが、英語の猫プロフィールカードや英語の予約フォームがあり、海外からの客でもとても利用しやすい店です。料金はドリンク付きで1時間1,500円です。新大久保駅近くのにゃんちゅ〜るは22時まで営業している保護猫カフェで、入場料500円に加えて30分ごとに500円かかります。

渋谷・原宿

猫カフェMOCHAで餌皿の前に並ぶ猫たち Courtesy of catmocha.jp

渋谷と原宿には、チェーン店がもっとも密集しています。ハチ公口から徒歩5分、センター街にある猫カフェ MOCHA 渋谷センター街店は平日10分297円で、3歳から入店できます。一方、猫カフェ MOCHA ラウンジ渋谷公園通り店にはマッサージチェアやボードゲームがあり、猫は26匹ほど、入店は13歳以上です。MOCHAの中でも特に評判のよい店舗のひとつです。原宿駅の目の前にある猫カフェ MOCHA 原宿店は、平日10分330円と少し高めです。

竹下通りのCat Café MOFF CUTE CUBE 原宿店は料金体系がシンプルで、最初の1時間はドリンク飲み放題とラテアート付きで2,000円、以降は10分ごとに250円です。店で暮らす純血種の猫は24匹います。同じく竹下通りにあるCapybara & Cat Capyneko Harajukuでは、猫に加えてカピバラとも触れ合え、料金は40分3,850円です。予約なしだと空きがあるときしか入れないため、英語版の公式サイトから予約しておきましょう。保護猫カフェなら、代々木公園駅近くの保護猫カフェCatioがあります。料金はおやつとペットボトル飲料込みで1時間1,500円、入店は10歳以上、営業は水曜から日曜の午後のみです。

池袋

池袋には、MOCHAが2店舗あるほか、都内でも指折りの保護猫カフェがそろっています。西口から徒歩5分のネコリパブリック池袋店は全国に展開する保護猫カフェのネットワークの一店で、22時まで営業しています。料金は60分で平日1,760円、土日1,980円、定休日は木曜です。そこから少し西の要町方面にある保護猫喫茶 要にゃんこ亭は来店者の評価が4.7と高く、ドリンクは飲み放題(平日は1時間1,500円)、子どもは半額です。

猫を独り占めしたいなら、サンシャインシティ近くの個室猫カフェMAOMAO〜猫猫〜へ。1回に1組だけを個室に案内してくれ、メインクーンやラグドールと過ごせます。料金は2名以上で1人1時間2,000円から、入店は5歳以上です。まったく違う体験をしたいなら、ひと駅隣の大塚にある東京キャットガーディアンへ。約100匹の譲渡対象の猫が暮らすシェルターで、入場料の代わりに寄付をお願いしています。身分証明書を持参してください。チェーン店派なら、西口そばの猫カフェMOCHA 池袋本店(6歳以上)か、猫カフェMOCHA ラウンジ 池袋東口店(13歳以上)を選べます。池袋東口店は、英語を話せるスタッフがいるという口コミがあります。

いちばん新しい店は、2026年10月1日にオープンした保護猫の譲渡センターにゃんほっと池袋店です。駅の東口側、39番出口から徒歩2分のビルの11階にあります。100匹を超える猫を一度に受け入れられる施設で、見学は無料です。オンラインで90分の枠を予約でき、1回4名まで利用できます。営業は不定期で10時〜20時、15時〜16時は猫の休憩時間です。

秋葉原・御茶ノ水

秋葉原でいちばん気軽に立ち寄れるのは、ヨドバシカメラのビル内にあり駅直結のCat Café MOFF ヨドバシAkiba店です。家族連れでもゆったり過ごせる広さがあり、最初の1時間はドリンク飲み放題で2,000円、マンチカンなど約20匹の純血種がいます。電気街口から徒歩5分の猫カフェ MOCHA 秋葉原店はチェーンの中でも特に混み合う店舗のひとつで、平日10分330円です。

末広町駅近くのねこ・JaLaLaは、メインクーンや長毛種の猫で知られる小さく静かな店です。英語メニューがあり、そっとしておいてほしい猫には色付きの首輪で目印がつけられています。料金は平日30分750円とドリンク代で、支払いは現金のみです。以前のウェブサイトは使えなくなっているので、最新情報はXアカウントで確認してください。少し西へ歩くと、このエリアの保護猫カフェネコリパブリック東京 お茶の水店があります。料金は池袋の姉妹店と同じで、定休日は木曜です。

浅草・上野・谷中

谷中の宿木カフェで日なたぼっこをする保護猫たち Courtesy of @yadorigi_caferestaurant on Instagram

昔ながらの下町エリアには、個人経営の猫カフェが充実しています。谷中の谷中 宿木カフェ&レストランは東京でも特に愛されている猫カフェのひとつで、3,000件を超えるレビューの平均は4.9です。保護猫カフェ兼レストランで、セットを注文するスタイルです(ドリンク付き1時間で1,200円前後)。英語メニューがあり、支払いは現金のみです。予約なしだと食事ができないので、特に土日は事前に予約しましょう。定休日は月曜と火曜です。千駄木駅と日暮里駅のどちらからも徒歩10分以内なので、谷中銀座を散策する午後に組み合わせやすい店です。

浅草の猫カフェ きゃらふでテーブルの上でくつろぐキジトラ Courtesy of calaugh.com

浅草の猫カフェ きゃらふは浅草駅から徒歩1分、雷門から徒歩3分です。11匹の猫はシェルターから迎えた子たちで、料金はドリンク付きで1時間1,500円です。そば粉のクレープは猫と同じくらい口コミで話題になっています。定休日は月曜です。浅草寺近くの花川戸に移転したばかりの保護猫カフェ 浅草ねこ園は、シニア猫がたくさんいる、手頃でアットホームな保護猫カフェです。最初の1時間は1,000円(3歳以上、火曜定休)です。近くの猫カフェMONTAは落ち着いたおしゃれな店で、店の猫たちはテレビのモデルも務めています。入店は12歳以上、支払いは現金のみで、火曜定休です。

上野駅浅草口そばの猫まるカフェ 上野店には純血種と保護猫の両方がいて、年齢を問わず入店できます(16歳未満は大人の同伴が必要)。食事もしっかりとれ、料金は平日1時間1,700円です。

上野の西、東京大学近くの本郷にあるヒャクパーセントネコは、いる猫がすべて巻き毛のデボンレックスというカフェです。デボンレックスのブリーダーが運営しており、子猫の販売もしていますが、カフェ自体は成猫とゆったり過ごせる落ち着いた空間です。料金は90分で平日1,000円、土日1,500円で、予約は公式サイトから行えます。

吉祥寺

新宿から中央線で15分の吉祥寺は地元の人にも人気のエリアで、好みに合わせて選べるほど猫カフェがそろっています。Cat Cafe てまりのおうちは絵本の森のような空間で、店で暮らす純血種の猫がいます。時間制限のない1日料金制で、大人は平日1,540円、土日1,980円(子どもはもっと安くなります)です。姉妹店のCat cafe てまりのおしろは同じコンセプトをおとぎ話のお城で表現した店で、1か月先までオンライン予約ができます。猫カフェMOCHA 吉祥寺店は、今回確認したMOCHAの中でもっとも評判のよい店舗で、セルフチェックインのほか、ボードゲームやマンガもあります。

カピねこカフェ吉祥寺は、カピバラと過ごせる店の中では手頃な40分2,800円で、予約が必要です。駅から徒歩2分のきゃりこ 吉祥寺店は保護猫カフェとして再スタートし、25匹以上の猫がいます。以前のウェブサイトは閉鎖されているので、最新の営業時間はGoogleマップで確認してください。姉妹店のねこほーむ きゃりこ公園口は公園口から30秒の場所にある、きゃりこの最初の店舗です。いまは15〜18歳前後のシニア猫たちのための「ねこほーむ」と名乗っており、料金は10分単位です。

駅の北側にもさらに2店あります。ロイヤルキャッツは、いる猫がすべてサイベリアンという地下のカフェです。同じ建物内で子猫を販売するサイベリアンのブリーダーと一緒に運営しており、大きくておっとりした成猫たちは抱っこにも慣れています。1時間の料金にはドリンクと猫のおやつが含まれ、事前に予約すると割安になります。駅から徒歩2分の猫カフェ 空陸家plus 吉祥寺店は30分880円、時間無制限1,980円で、Wi-Fiがあり作業にも使えます。

下北沢・世田谷

猫カフェ・キャテリアムは、京王井の頭線下北沢駅の西口から徒歩1分、コンビニの上にあります。14匹の猫の多くは保護された雑種で、料金はドリンク付きで1時間1,200円、ビールやスコーンもあります。5歳未満の子どもは入店できず、支払いは現金のみ、定休日は月曜です。さらに南へ行くと、駒沢公園を見下ろす保護猫カフェ駒猫があります。保護団体Little Catsと連携した譲渡型の猫カフェで、最初の1時間は1,300円(水曜定休、現金のみ)です。駒沢の一軒家にあるアットホームなnekochayaは、現在は日曜のみの営業です。

下北沢は空陸家チェーン発祥の地でもあります。1号店の猫カフェ 空陸家 下北沢店は2015年に駅から徒歩1分の場所にオープンし、猫部屋の上に木の橋が架かっています。料金はドリンクバー付きで30分715円です。三軒茶屋駅から徒歩4分の猫カフェ 空陸家plus 三軒茶屋店は明るい店内で、短足のマンチカンやミヌエットがたくさんいます。保護猫なら、下北沢駅西口から徒歩5分の保護猫ハウス Golden☆Catへ。20匹以上の猫が新しい家族を待っています。予約はLINEアカウントから行い、1時間ごとに寄付をお願いしています。土曜の午後は予約なしで立ち寄れます。

中野・高円寺・阿佐ケ谷

新宿のすぐ西に広がるこのエリアには、小さな保護猫カフェがいくつかと、空陸家の店舗、それに猫のいるパブがあります。

  • 保護猫カフェ ミャゴラーレ(新中野) 山梨で保護された約15匹の猫がいて、料金はドリンク飲み放題で1時間1,400円です。英語のページもあり、オーナーは海外からの客を歓迎しています。3階でエレベーターはなく、木曜定休です。
  • 拝啓ねこ様(阿佐ケ谷) 保護団体Little Catsの猫たちがいる譲渡型カフェで、JR阿佐ケ谷駅から徒歩6分です。予約がおすすめで、靴下の着用が必須、香水はNGです。子どもは4歳から入店できます。木曜定休です。
  • 猫カフェ 空陸家 中野サンモール店(中野) 駅から徒歩3分、中野サンモール商店街にあるチェーンの店舗で、作業用のデスクスペースとWi-Fiがあります。年中無休で、予約は不要です。
  • しらさぎカフェ(鷺ノ宮) 動物病院が運営する譲渡ルームです。時間料金はなく、ドリンクを注文して猫と35分過ごすスタイルです。予約は電話で受け付けています。開催は週に数回だけで、主に昼前の時間帯です。
  • PUB ネコアンドハイライト(高円寺) 夜に営業する8席のパブで、店で暮らす3匹の猫は触れずに眺めて楽しみます。少額の席料がかかり、営業日はInstagramで告知されます。

少し足をのばして行きたい静かな保護猫カフェ

電車にもう少し乗ってもかまわないなら、わざわざ訪れる価値のある地域の保護猫カフェがこちらです。

  • 保護猫カフェ たまゆら(人形町) 人形町駅から徒歩1分の譲渡型カフェで、料金は1時間1,500円、平日は予約なしで入れます。月曜定休です。
  • 譲渡型保護猫サロンもんにゃか(門前仲町) 江東区のボランティア団体が運営する譲渡型サロンで、駅から徒歩2分です。土日の午後に開いていて、入場は無料(募金箱あり)、予約は不要です。
  • 保護猫ラウンジ「猫と。。」(勝どき) 古い木造長屋をリビングのようにしつらえた空間に、約9匹の保護猫がいます。メニューにはビールもあります。完全予約制で、営業日は毎月LINEで告知されます。
  • NECOT COFFEE HOUSE(葛西) 葛西駅近くの一軒家に約40匹の保護猫が暮らしており、その多くがシニア猫です。事前予約制で、営業は木曜から日曜です。
  • 保護猫カフェMeooow!(戸越銀座) 東京有数の長さを誇る商店街の近くにある、のんびりした保護猫カフェで、料金は1時間1,000円です。土日は予約してください。
  • 保護猫サロンCAT LIVING(都立大学) 駅から30秒の落ち着いた譲渡型サロンで、営業は金曜から日曜、電話予約のみです。
  • 谷保ねこ 猫のいる休憩室(国立) 約30匹の猫がいて、高齢の猫も多くいます。英語と中国語のウェブサイトがあり、ドリンクはおかわり自由、マンガも読めます。
  • ねこのみせ(町田) 21年続く老舗で、壁一面のマンガやこたつがあり、英語のサイトも充実しています。

閉店した東京の猫カフェ

古いガイドやAIが書いたまとめにいまも載っている有名店の中には、すでに閉店したところがいくつかあります。

  • 歌舞伎町のきゃりこ 新宿店は2020年10月に閉店し、新宿で再開することはありませんでした。前述の吉祥寺店は営業を続けています。
  • ネコリパブリック東京 谷中店は2025年9月30日に閉店しました。池袋店とお茶の水店は営業しています。
  • 浅草のNeko Zanmai、池袋周辺のCafe 299とNekorobi、神田のmachinekoは、いずれも閉店しています。

どこを選んでも、東京の猫カフェで過ごす1時間は、この街でいちばんくつろげる時間のひとつです。猫カフェが初めてなら、猫カフェとはのガイドでマナーをさらに詳しく紹介しています。