猫に窓をひとつ与えれば、鳥やリス、道行く人を眺めたり、日なたでうとうとしたりして、何時間でもそこで過ごします。ただ、たいていの窓台(窓の下の平らな部分)は狭すぎて寝そべれないので、猫は縁でバランスをとったり、置いてあるものを落としたり、あきらめたりします。窓辺ベッドがあれば、ガラスのすぐそばにちゃんとした寝床を用意してあげられます。よい窓辺ベッドは窓に合い、ぐらつかずに猫を支え、カバーを洗えます。よくないものはたわみ、ずれ、ある日吸盤が外れて猫ごと床に落ちてしまいます。
私たちは、取り付け方、耐荷重、猫が飛び乗ったときの安定感、必要な窓の大きさ、掃除のしやすさ、そして何か月も使った飼い主の声で、窓辺ベッドを比較しました。おすすめは次のとおりです。
- 総合ベスト:Zakkart Cat Window Perch。吸盤で取り付けるスチール製の窓辺ベッドですが、下から支えられているので、猫が飛び乗ってもほとんど動きません。
- 窓台向けベスト:K&H Kitty Sill。2本の脚で窓台に載せるクッション入りの窓辺ベッドで、吸盤はいっさい使いません。
- コスパベスト:PEFUNY Cat Window Hammock。約25ドルの吸盤式ハンモックで、評価は2万件を超えます。
猫が窓辺ベッドを好きな理由
猫は、まわりで起きていることを、その真ん中に入らずに見渡せる高い場所で休むのが好きです。猫の環境ニーズに関するガイドラインは、安全でひとりになれる場所を猫の基本的な欲求のひとつに挙げていて、多くの猫にとっては、その場所が止まり木のような高いところにあるとよいとしています。窓辺ベッドなら、そこに景色と、たいていは日だまりも加わります。
室内飼いの猫にとって、窓は家の中でいちばんの娯楽でもあります。外で動く鳥や木の葉や人は、猫が眺めたり、目で追って狙ったりする相手になります。だからこそ、窓辺ベッドは愛猫がすでに気に入っている窓に付けるのがおすすめです。庭や木、通りに面した窓であることが多いでしょう。
窓台置き、吸盤式、それとも両方?
窓台置きタイプは窓台に載せ、下の壁に突っ張る脚で支えます。脚は粘着テープかネジで固定します。いちばん安定していて吸盤に頼りませんが、十分な幅と奥行きのある窓台が必要です。
吸盤式はガラスに貼り付けます。窓台がまったくない窓やガラスの引き戸でも使えますが、吸盤が持ちこたえることが前提なので、ガラスがきれいで平らで、十分な大きさがなければなりません。
支え付きの吸盤式は、Zakkartのように、ガラスに貼り付けたうえで、下の窓や壁に突っ張る金属のアームにも載っています。これで吸盤にかかる負担の多くがなくなります。
よい窓辺ベッドの条件
窓に合うこと。 買う前に測りましょう。窓台置きタイプには必要な窓台の長さと奥行きが書かれています。吸盤式には、何もない平らなガラス面がどれだけ必要かが書かれていて、小さなガラスや桟で仕切られたガラスには付けられません。
余裕をもって猫を支えられること。 猫は体重よりずっと大きな力で着地するので、愛猫の体重を大きく上回る耐荷重のものを選びましょう。私たちのおすすめの多くは、耐荷重が18kg(40ポンド)です。
ぐらつかないこと。 猫が飛び乗ったときに揺れたり傾いたりする窓辺ベッドは、猫を怖がらせて寄りつかなくさせることがあります。スチールのフレームや、下から支える作りのものがいちばん安定しています。
カバーを洗えること。 日の当たる窓辺ベッドには、毛やほこりがすぐにたまります。カバーやベッドを外して洗濯機で洗えるものを選びましょう。
総合ベスト:Zakkart Cat Window Perch
猫用窓辺ベッド 総合ベスト
Zakkart Cat Window Perch
18kg(40ポンド)まで支えるスチールフレームの窓辺ベッド。吸盤でガラスに貼り付け、下から支える三角形のアームに載せて使います。ベッドはクッション入りのボア素材で、洗濯機で洗えます。56×32cm(22×12.5インチ)以上の窓に取り付けられ、組み立てに工具はいりません。
Amazonで購入Zakkart Cat Window Perchは、吸盤式の窓辺ベッドでいちばん心配なこと、つまり吸盤が外れてしまうことへの答えになっています。鉄のフレームは吸盤で窓に貼り付けますが、同時に、下の窓や壁に突っ張る三角形のアームにも載っています。そのため、飛び乗った猫の重みは吸盤を引っ張るのではなく、フレームを通して下へ伝わります。Zakkartによると耐荷重は18kg(40ポンド)で、ぐらつかずにしっかり固定されます。Amazonでもっとも評価の高い窓辺ベッドのひとつで、4,500件を超える評価で星4.8を得ています。
ベッドはクッション入りのボアで、縁が高くなっているので猫が寄りかかれます。外して洗濯機で洗えます。前側が開いていて上にも何もないので、猫はどの方向からでも飛び乗れます。工具なしで数秒で組み立てられ、56×32cm(22×12.5インチ)以上の窓が必要です。値段は28ドルほどです。
知っておきたいこと:
- 吸盤には、きれいでなめらかなガラスが必要です。吸盤が傷んだら、Zakkartに連絡すれば無料で交換してくれます。
- ベッドは約58×33cm(23×13インチ)で、たいていの猫には十分な広さですが、とても大きな猫には少し窮屈です。
- Zakkartからは、窓に沿って平らに折りたためてカーテンを閉められる折りたたみ式や、縁クッション付きの木製レールのタイプも出ています。
窓台向けベスト:K&H Kitty Sill
窓台向け窓辺ベッド ベスト
K&H Kitty Sill
61×36cm(24×14インチ)のクッション入り窓辺ベッド。体圧を分散するフォームの台に洗えるフリースのカバーが付き、耐荷重は18kg(40ポンド)です。長さ61cm(24インチ)以上、奥行き5cm(2インチ)以上の窓台に載せ、粘着テープかネジで固定します。吸盤は使いません。
Amazonで購入窓に窓台があるなら、K&H Kitty Sillがいちばん安定した選択肢です。吸盤をまったく使わないからです。ベッドを窓台に載せ、2本の脚を斜め下に伸ばして下の壁に突っ張らせ、付属の粘着テープで、あるいはより確実にネジで固定します。耐荷重は18kg(40ポンド)で、吸盤が持ちこたえるかどうかに左右される部分はありません。
61×36cm(24×14インチ)のベッドは、やわらかいフリースのカバーの下に体圧を分散するフォームの台があります。K&Hは高齢の猫や関節のこわばった猫のことを考えて設計していて、カバーは外して洗えます。2018年から販売されていて、Amazonでの評価は1万2,000件近くあります。値段は42ドルほどです。
知っておきたいこと:
- 長さ61cm(24インチ)以上、奥行き5cm(2インチ)以上の窓台が必要です。脚は窓台から約20cm(8インチ)下まで伸びるので、その下に壁があるか確かめましょう。
- 粘着テープは塗装面に跡が残ることがあります。ネジのほうがしっかり固定できますが、穴が残ります。
- K&Hからは、同じフォームの台に低ワット数のヒーターを組み込んだヒーター付きのThermo-Kitty Sillも出ています。おすすめの猫用ヒーター付きベッドのガイドで紹介しています。
コスパベスト:PEFUNY Cat Window Hammock
窓辺ベッド コスパベスト
PEFUNY Cat Window Hammock
直径7.6cm(3インチ)の吸盤、スチールワイヤー、防水で乾きやすいマット、フランネルのパッドを備えた吸盤式の窓用ハンモック。耐荷重は18kg(40ポンド)以上です。何もない平らなガラス面が65×59cm(25.6×23.3インチ)以上必要です。
Amazonで購入PEFUNY Cat Window Hammockは、昔ながらの吸盤式の窓用ハンモックで、いちばんの人気商品です。2019年からAmazonで2万件を超える評価を集めています。値段は25ドルほどです。パイプのフレームに布のハンモックがぴんと張られ、前の両角からスチールワイヤーが、ガラスの上のほうに付けた直径7.6cm(3インチ)の大きな吸盤まで伸びています。そのため、窓台がまったくない窓やガラス戸でも使えます。
ハンモックは丈夫なアウトドア用の生地で、防水で乾きやすく、上にやわらかいフランネルのパッドが載っています。PEFUNYによると耐荷重は18kg(40ポンド)以上です。
知っておきたいこと:
- 大きなガラス面が必要です。何もない平らなガラスが、幅65cm(25.6インチ)以上、高さ59cm(23.3インチ)以上なければなりません。小さな窓や桟で仕切られた窓には付けられません。
- 吸盤だけでぶら下がっているので、吸盤をこまめに点検しましょう。最初は低い位置に付けておくと、猫が使い方を覚えているあいだに吸盤が外れても安心です。
- 窓から約37cm(14.6インチ)張り出します。
吸盤式の窓辺ベッドを落ちないように取り付けるには
落ちてしまう窓辺ベッドのほとんどは、吸盤の付け方がよくなかったのが原因です。できるだけ外れにくくするために、次の手順を守りましょう。
- ガラスと吸盤をきれいにする。 ガラスはガラスクリーナーか消毒用アルコールで、吸盤はぬるま湯と石けんで洗い、どちらも完全に乾かします。吸盤がすべる原因は油分とほこりです。
- なめらかで平らなガラスにだけ付ける。 型板ガラスやすりガラス、フィルムを貼ったガラス、塗装された窓枠、2枚のガラスの継ぎ目をまたぐ位置では、吸盤は持ちこたえません。
- 空気をすべて押し出す。 吸盤を一つずつ、中心から外側へ向かって平らになるまでしっかり押し、吸盤にレバーやネジが付いていればそれもロックします。
- 猫より先に試す。 前の縁を手で強く押し下げてみましょう。少しでもずれたら、外して最初からやり直します。
- 数週間ごとに点検する。 吸盤をもう一度押し、浮き始めているものがないか確かめます。特に気温が大きく変わったあとは要注意です。硬くなったりひびが入ったりした吸盤は交換しましょう。
窓の低い位置、ソファやラグの上に取り付けておけば、万一落ちても短い距離でやわらかく着地できます。
開けた窓を安全に
窓辺ベッドを付けると、猫は窓のすぐそばで過ごすことになります。開けた窓から猫が出てしまわないようにしましょう。ASPCA(米国動物虐待防止協会)は、窓からの転落はよくあることで、獣医師のあいだでは高所落下症候群(ハイライズ症候群)という名前まで付いていると注意を呼びかけています。猫がわざと飛び降りることはめったにありません。外の何か、多くは鳥に気をとられて、足を踏み外して落ちるのです。1階や2階でも危険はあります。落ちる距離が短いと、空中で体勢を立て直して着地する時間が少ないからです。
ASPCAのアドバイスは、開けるすべての窓にぴったり合う丈夫な網戸を付けること、伸縮式の網戸は窓枠にしっかりはめ込むこと、そして猫がすり抜けられてしまう子ども用の窓ガードには頼らないことです。もし猫が落ちてしまったら、元気そうに見えてもすぐに動物病院に連れていきましょう。
選び方
たいていの窓には、Zakkartがおすすめです。安定していて耐荷重に余裕があり、ベッドは洗えて、値段も手頃です。窓台に十分な奥行きがある場合や、ガラスに何も貼り付けたくない場合は、K&H Kitty Sillがいちばんしっかりした窓辺ベッドです。高齢の猫や冷える窓なら、ヒーター付きのThermo-Kitty Sillに少し多く払う価値があります。大きなガラス面にいちばん安く付けたいなら、PEFUNYのハンモックがもっとも多くのファンを集めています。
どれを選ぶにしても、愛猫がすでにいちばん気に入っている窓に付けましょう。登ったり休んだりできる場所をもっと増やしたいならおすすめのキャットタワーのガイドを、暖かいところが好きな猫ならおすすめの猫用ヒーター付きベッドのガイドをご覧ください。






